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~あすに花咲くたねを育てる~
多様なニーズのある子どもたちの個性と特性を活かす仕事
子どもたちと共に成長できる方、お待ちしています!
MESSAGE
あすに花咲くたねを育てる

「がんばっても、できない。」

 

通常の学習環境では、勉強についていくのが難しい。そんな、子どもたちはたくさんいます。

たとえば、発達障害と呼ばれる子どもたち。小中学校では、30人に2人が発達障害といわれています。

 

子どもたちの学力や社会性が伸びにくくなる原因は、本人の個性や特性にあっていない学習方法や環境が大きいといわれています。このような状態が続くと、子どもたちの自尊心は傷ついていきます。

 

あすはな先生は、臨床心理士が中心となって立ち上げた心理認知配慮型の学習支援と社会性発達支援サービスです。子どもたちが、『自分にあった学び方』を身につけひとり一人のもつ潜在的な能力を活かしていけるように、ひとり一人の個性や特性を正しく理解しサポートを行っています。

ABOUT
あすはな先生について
ひとり一人の子どもが持つ個性(心理面)と特性(認知面)を生かした学び方の習得や社会性の育成を通して「自立した学習者」を育むことに取り組んでいます。 あすはな先生で働く人は、心理・教育・福祉分野を学ぶ学生や、それぞれの分野で支援と向き合ってきた社会人。それぞれが自身のスタイルに合わせて、家庭教師・塾講師として働きながら専門性を高めています。
所属・卒業大学一覧: 関西外国語大学/関西学院大学/京都ノートルダム女子大学/京都教育大学/京都大学/京都文教大学/近畿大学/甲南大学/上智大学/神戸大学/大阪教育大学/大阪市立大学/大阪人間科学大学/大阪大学/大阪大谷大学/大阪府立大学/帝京大学/帝塚山学院大学/東京家政大学/同志社大学/奈良教育大学/奈良女子大学/日本大学/武庫川女子大学/立命館大学/佛教大学/Hunter College of CUNY
MORE INFO
あすはな先生の特徴
あすはな先生は「活躍できる専門家」を目指している あなた にピッタリの環境があります!

生徒ひとり一人と長期で関わり、支援する経験

生徒や保護者と密に関わり、生徒ひとり一人の個別理解に基づいた課題設定と支援計画を考え、実践することができます。実際に子どもと関わり働くことは、心理・教育・福祉分野で働きたいと考えるあなたにとって将来の方向性を見つけるきっかけにもつながるかもしれません。

充実のサポート体制のもと専門知識を学び、働く場

講師と家庭をつなぐ役割をする臨床心理士「コーディネーター」が、講師の指導やサポートをします。生徒にとって適切な支援をコーディネーターと一緒に考えるうちに、自然と臨床心理士のもつ視点や専門知識を学ぶことができます。また、外部研修として「発達障害サポーター’sスクール」の一部の講座を無料で受講することができ、発達障害や学習支援の専門知識を学ぶ環境も提供しています。

10段階の評価基準を定めたグローアップ制度を実施

あすはな先生では、10段階の評価基準を定めたグローアップ制度を実施しています。半年に1度の評価月にコーディネーターや教室長が評価基準に基づき評価を行い、時給にも反映します。評価に関しては、コーディネーターや教室長からフィードバックも行っています。専門性に対する指標の提示だけでなく、皆さんが専門知識を活かして働き続けていくための基盤づくりにも努めています。

MEMBERS
あすはな先生で活躍しているメンバー
  • Shirooka Sachiko
    あすはな先生 非常勤職員/臨床心理士

    出身大学

    京都文教大学 臨床心理学部
    京都文教大学大学院 臨床心理学研究科

    あすはな先生で働くようになったきっかけを教えてもらえますか?

     私が心理士を目指すきっかけも、発達について勉強したいと思ったからなんです。もっと早くから、あすはな先生のようなサービスがあったらよかったのにという思いから家庭教師を始め、今にいたります。

    あすはな先生は、どこで知りましたか?

      大学で話をききました。それからいろいろと考えて、「よし、やってみよう」って。説明会に申し込みましたね。  

    いろいろと考えたとのことですが、どういった迷いがありましたか?

     今までアルバイトしたことがある家庭教師や塾講師は、勉強を教えることがメインでした。保護者の方から相談を受けることもありますが、進路のことやどうすれば点数が伸びるかということが多いんです。     あすはな先生の生徒には、不登校や発達障害のお子さんもいらっしゃいます。親御さんの不安や悩みを考えると「この子の将来はどうなりますか?」というような相談もでてくるかなと思いました。     進路や学習以外の相談がある可能性を考えたら、軽率なことは言えないと思いました。心理といっても、基本的なことを勉強しただけの学生で、学校の勉強を教えることはできてもそれ以外にどれだけのことを求められているかがわからなくて。“興味があるから”だけで行ってもいいのかな?って慎重になりましたね。

    いつ、その不安は解消されたんですか?

     面接うけて、試験があるんですよ。最低限「ここまでの知識は担保しておいてくださいね」というところがわかったことと、事前に本人さんの特性やご家庭のことを教えていただいて、受けもつかどうかを決められると聞いたので。選択の余地もあるし、私でも大丈夫なところを持たせてもらえそうだと思いました。

    生徒さんへの教え方で悩んだことは、ありますか?

     今までにも、いろんな生徒さんへの教え方で悩んでて。学習面であれば、今この生徒はどのレベルまでできて、新しい知識が定着するまでどれぐらいかかるかってところですね。     個別指導塾では、同時進行で教えている生徒もいるので、一人の生徒ばかりに教えるのは難しくて。スムーズに、自分ひとりで解いてもらえるような課題量をみつけるのが難しくてて、竹池さん(十三教室、教室長)と相談しながら試行錯誤しましたね。

    生徒さんに教える上で工夫したことを教えてもらえますか?

     アルファベットを覚えられないという生徒さんがいて。4本線のライン英語練習用のノートに、カタカナでエー、ビーとヒントを書いて渡したんですが覚えられなくて。そこで、同じノートに縦に線を引っ張って、マスにしました。そこにエー、ビーとヒントを書いて。    マスで練習をして、繰り返すと覚えられるようになってきたんです。その生徒さんにとっては、マスに区切ることで枠ができて、何が書けてないのかが分かりやすくなったんですよね。

    生徒さんそれぞれの特性や性格に合わせて試行錯誤していくんですね。あすはな先生で働くなかで感じた、“学校ではできない経験”はどんなものでしたか?

     さまざまなニーズを抱えているお子さんに直接お会いして、より密に関わっていけるところですね。また、親御さんと関わる中で困っているということに対して、適切なことをすぐ適切な分だけお答えする経験は現場でないとできないことですね。

    子どもたちと接する中で、気づいたことはありますか?

     関わる生徒さんは、情緒面に課題があるお子さんも少なくなくて。今までの塾講師や家庭教師のときと同じように先生としてその子と接してたんですが、勉強をさせようとしてくる『 先生』と認識されてしまったみたいで。生徒にとって、勉強のウエイトが私の想像以上に大きかったようです。     それを理解した上で、「やりたくないんやね~。わかるわかる、でもこれだけやってみて!」「わからないところを教えてくれへん?」とコミュニケーションを続けていたら、雑談しながら、わからないところを教えてくれる先生という認識になれたようです。    授業という枠は守りながらも、私自身が変わることも躊躇っていたらダメだなと気づきました。

    人と関わるなかで、自分のあり方が変わっていくのは面白いですよね。支援者として、どういうあり方をしていたいですか?

     よく思っているのは、「この人に言ってみようかな」って思ってもらえる人になることですね。 「この人でないとだめ!」となってしまうと、それは依存になってしまうので違うのですが。選択肢はあるけど、まずぱっと思い浮かべらてもらえる人になれたらいいなと思います。

    城岡さんが、「この人に言ってみようかな」と思えた人はいますか?

     私が、中学の時に相談していたスクールカウンセラーの先生が思い浮かびました。いろんな 人に相談したけど、まずこの人というのがスクールカウンセラーの先生で。適切な量を聞いてくれて、「私の話を聞いてくれる」という感覚がありました。     心理面接であれば、この時間はこの人の話を聞くという枠はあるんですが、それ以外で1対1でしっかり付き合える時間を持てることは難しいことではあるんです。でも、利用者さんから、「実は…」っていう相談があったときは、その人ときちんと向き合って「聞きますよ」というメッセージを伝えられるといいなと思います。  
  • Fukuhara Yukako
    あすはな先生 非常勤職員/臨床心理士

    出身大学

    神戸女学院大学 人間科学部 心理・行動科学科
    京都ノートルダム女子大学 心理学研究科 臨床心理学専攻

    あすはな先生のアルバイトを経験して、子ども領域を中心にしていこうと思われたのはなぜですか?

      家庭教師として、生徒さんと密に関わっていたこともあるんですが、子どもの成長を見ていけるのが楽しいなって思いました。大学院生のときの実習で、子どもから大人まで様々な年齢の方と関わりましたが、子どもと関わっているときのことが強く印象に残っていて。そこから、子どもをサポートしたいという方向を考えました。
     
     『あすはな先生』は、 大学院の友達から紹介してもらいました。最初は「教えられるかな?」と思いましたね。私が通信制高校に通っていたということもあって、勉強もそんなに得意ではないと感じていて。でも、せっかくの機会だし。家庭教師で週1からできるのなら、始めてみようかなと思いました。 

    勉強に苦手意識があったんですね。家庭教師として生徒さんのお家にお伺いするときは、緊張しませんか?

      最初の訪問は、コーディネーターと一緒に訪問するので「初めまして」のときは安心でしたが、実際に授業が始まると1人でご家庭に訪問するので、緊張しました。私の性格上、1人でなんとかしないといけないと思ってしまうことが多くて。 でも、あすはな先生では目の前の一人の生徒のことだけを考えられる仕組みをコーディネーターが作ってくれていて、自分もキャパオーバーにならずにいることができました。目の前の生徒一人だけのために動くので、「今、この子にはこれが必要だな」ということも、わかりやすいと感じました。そういう面では、私には合っていると思います。  

    生徒さんとはどういったやりとりをされるのですか?

      まずは机に向かって勉強することから始めたり、その子なりにゆっくりであったとしてもできることが増えるような工夫をしたり。 「学校の勉強とかは嫌やけど、先生との勉強やったらまあいいかな」と言ってもらえたこともありました。こういう言葉は、嬉しいです。

    だんだんできるようになる様子を、見ていけるのは嬉しいですね。 机に向かうところからとのことですが、どのように勉強にもっていくのですか?

     まずは、遊びみたいなプリントやひらがなカード使ったりとかして。最初からワークブックというよりも、勉強の道具に触れようっていう感じのところからはじめました。どういうふうにやっていくのかも、コーディネーターに相談しながらですね。徐々に自分でも「こんなふうに教えたらどうかな?」と考えてできるようになりました。

    徐々に教え方や使うツールを考えたりもできるようになったんですね!他の先生に相談することもあったんでしょうか?

     コーディネーターだけでなく、あすはな先生を紹介してくれた友達にも、活動報告シートの書き方とか小さなことは相談していました。他にも、あすはな先生全体集会があるので、その中で他の先生に出会えることもあります。同じようにあすはな先生で活動しているので「私はこんな生徒さんを担当してて…」という話をする機会もありますね。

    家庭教師だとしても、一人ではないと思えると心強いですね。勉強が嫌だっていう生徒さんに「どう教えたらいいんだろう?」と悩んだことはありますか?

     ありますね〜、その嫌な気持ちはすごく分かる!って思いながらも悩みました。 勉強自体はできないわけじゃなくて、できない自分が嫌という生徒さんがいて。これまではスムーズにできていても、できなかった問題に気を取られてしまって。嫌になってしまったり、問題を塗りつぶしたりしていました。
     
    どう進めていけばいいか迷って、教室内の他の講師に相談して。「意欲面のサポートにフォーカスする時期なので、まずは“できるという感覚”を得えられるところからやっていこう」と方針をきめて取り組みました。そうやって、だんだん自信をつけていって。気づいたら、「あれ?ここできてるやん。」ってなるのが理想かなって。今その生徒さんは、“気づいたらできていた”というところに近づきつつありますね。  

    あすはな先生のアルバイトを通じて気付いたことや、子どもたちをサポートするなかでで心がけるようになったことはありますか?

     あすはな先生に通っている子どもたちのなかには、勉強に苦手意識を持っているとか勉強に対してあまりいいイメージを持っていない子も多いんですよね。そもそも学習機会がないとか、その子に合わない勉強の仕方だったから難しかったという子がいるんだなということを家庭教師をするなかで感じました。
     
    そういう子どもたちでも、自分にあった勉強方法が分かれば頑張ろうと思えたり、テストの点数が上がったり、勉強に対するモチベーションも上がったりするんですよね。 私自身も勉強が嫌すぎて、めっちゃ渋って大学受験したぐらいなんです(笑)。
     
    だからこそ、「勉強が苦手」と思っている子のその苦手だと思う部分の支えになりたいと思います。 「できないことが少しでもできるように」と具体的な目標を持ってもらうことや、自分の特性にあった勉強方法に気付いてもらうためのサポートは必要です。でもそれだけでなく、「勉強が、嫌だ」「めんどくさい」という思いを持っている子どもたちの気持ちに寄り添うことも、苦手な勉強に立ち向かうためには必要なので、そういった言葉掛けは、これからも気を配っていきたいです。  
  • Igai Akari
    あすはな先生アシスタントコーディネーター/臨床心理士

    出身大学

    京都文教大学 臨床心理学部臨床心理学科
    梅花女子大学大学院 現代人間学研究科心理臨床学専攻

    職員になる前は児童発達支援センターなどで働いていたということですが、昔から子どもが好きだったり、支援や教育に興味があったんですか?

      子どもたちと関わる仕事に就きたいとか、支援や教育がしたいと思っていたわけではないんです。あすはな先生の活動を通して、実際に子どもたちと接するうちに「子どもたちの支援に携わりたい」と思うようになりました。

    大学生の時から「あすはな先生」で活動しているんですよね。

      新聞記事で、あすはな先生のことを知りました。その記事をきっかけに活動に興味を持ち、あすはな先生のことをネットで調べてみたんです。そしたら、大学の先生が顧問をしていて、代表も卒業生で。そんな経緯もあり、安心して説明会に申し込みました。 

    心理系のアルバイトってあんまり聞いたことないんですが、何か期待したことはありますか?

      そうですね、心理系となるとボランティアが多くて。同級生も、コンビニや飲食店など心理とは関係ないアルバイトをしている人が多かったですね。せっかくだったら、学んでいることを活かす経験もできたらいいかなって。ほんとうにふわっとした感じで始めました。漠然と何かやりたいなって思いながら大学生活を過ごしていて、それが2回生ぐらいのときですね。「そろそろ何か始めたい」ってタイミングでした。
     
    私が受け持った生徒さんは、学習がメインというより、その子自身が自分の気持ちの整理をできる場や関係をつくってほしいという保護者の方のニーズもありました。親や友達に話すのとも違うからこそ、なにかその子の気づきになってたらいいなって。その時は試行錯誤していたので、今でこそそう思えるんですけど。  

    親子じゃ言えないことって多々あると思います。そういうニーズも結構ありますか?

      結構あるんじゃないでしょうか?一般的な家庭教師だと、そこまで聞いてもらえないだろうし、そういうニーズも出さないのかなと思うんですよね。子どもたちに合わせて柔軟に対応できるのも「あすはな先生」ならではだと思います。

    家庭教師をするなかで、心に残っていることはありますか?

     生徒さんだけではなく、保護者の方と密に関わることが出来ました。たくさんお話ができたのは、貴重な機会だったと思いますね。授業後に保護者の方に授業内容を報告する時間があって。そのときにお子さんの最近の様子をお聞きしたり、保護者の方の悩みや相談を聞かせていただくこともありました。
     
    発達障害のグレーゾーンの生徒さんを受け持っていたことがあって。その生徒さんの親御さんが、学校の理解や対応に悩まれていた時期に「障害がもっと重かったら。きっと支援機関も多かったと思うし、理解してもらえることも多かったかもしれない。」とお話してくださったことがあったんですよね。ご家族だからこそ出る言葉だなと思って。でも、なんとも言えない気持ちになりました。 親御さんに、そう思わせているのは周りの環境だったのかなと思うんです。その子自身がどうこうではなく、周りがそう思わせたんだろうなって強く感じました。そういう辛い思いをする人がすこしでも減ったらいいなって、思いましたね。

    生徒さんにも保護者の方にも寄り添うことは大変だとは思いますが、受け入れてもらえるからこそ親御さんも話せることがあるんだと思いました。

      発達障害とは診断されていないけれど見えづらいところで困っている、そういった子どもたちがサポートしてもらえるところは、本当に少ない気がします。実際に児童発達支援センター等の現場で働いてみて、より実感しました。  

    いろいろな困りごとのある生徒さんがいると思うのですが、教える時の工夫があれば、教えてもらえますか?

      一人ひとり違うのですが、英語が苦手でアルファベットは読めるけど、「is」をイズって読むことが難しいという生徒さんがいました。板書もあんまり好きではない子だったので、ホワイトボードに主語とbe動詞の関係を表にして。そのあと、先生が主語を言うから、be動詞を答えてね、と。「I(アイ)?」「am(アム)」「You(ユー)?」「are(アー)」みたいに、口頭でのやり取りを繰り返すことで、英語の綴りと発音が一致するように練習しました。その後はbe動詞に限らず、発音を頼りにして綴りを推測したり、選択肢から単語を探したりできるようになっていきましたね。  

    音として捉えるほうが得意な生徒さんだったんですね。生徒さんの特性を見極めて、いろんな方法で教えることができるのは「あすはな先生」の強みですね。働き始めて9年目になるとのことですが、組織として大きくなっていく今どんなふうに感じますか?

     想いやビジョンを言語化したり具体化したりして、あすはな先生がやろうとしていることが、もっと明確になってきたと感じています。自分が今やっている一人ひとりに合わせた支援はこれからも変わらないと思うんですが、やっていることと、その先に「やろうとしていること」が具体的に見えてきたように感じます。 障害の有無に関わらず、子どもたち一人ひとりに添った支援が出来るのは、あすはな先生の魅力のひとつだと思います。あすはな先生がもっと広まって、たくさんの子どもたちに必要な支援が届けられるといいなあと思います。  
  • Noda Keisuke
    あすはな先生アシスタントコーディネーター/臨床心理士

    出身大学

    大阪経済大学 人間科学部 臨床心理コース
    大阪経済大学大学院 人間科学研究科 臨床心理学専攻

    心理学を学ぼうと思ったきっかけを教えてもらえますか?

      大学生になって塾でアルバイトをし始めた時ですね。その塾には、不登校とか発達障害のある子が多かったんです。   学生時代に僕自身も、正直勉強って大変だなって思っていたんですが、ニーズのある子はもっと大変だと教えながら感じて。もう少し楽に勉強ができるようになるためにどうしたらいいか、彼らとうまくコミュニケーションを取るにはどうしたらいいかを考えたら、心理学って使えるんじゃないかなって思いました。それが大学2回生のときですね。  

    大学院の修論では「塾に心理士を派遣しよう」という内容で書いたとのことですが、どんな背景があったのでしょうか?

      塾が学校と同じような役割を担うようになってきたのかな?と感じていて。   本来なら塾は、学校の補助的な役割を担う形で利用が拡がってきたと思います。塾講師としてアルバイトをする中で、保護者の方の話を聞いたりしていると「学校ではしつけ的なところができていないから、塾で教えてほしい」というような、道徳教育的なニーズもあったんですよね。 他にも学校の勉強の補助としてだけでなく「学校には期待できないし、学校より塾をメインに」と考えている保護者の方も多かったと思います。
     
    そこで、ふと思ったのが「学校にはスクールカウンセラーがいるのに、何故塾にはいないんだろうか。」ということでした。   スクールカウンセラー派遣のきっかけは、いじめ問題の解決や心理的フォローの必要性があってのことですが、学校の先生が抱えている業務をそれぞの専門家で分業しようって側面もありました。 塾が学校の役割も担ってきているとすると、学校と同じように講師の業務量が増えていくのではないか。本来教えることに特化している先生だから教えることに専念してもらったほうがいいんじゃないかと思いました。   もちろん、生徒さんや保護者の心理的な面を支えることも大切です。また、不登校の子や発達障害の子の指導には専門知識も必要です。心理士が塾にいることで、視覚情報なら理解しやすいとか、言葉の方が理解が進むとか、生徒一人ひとりの認知の特性をきちんと見立て、専門性を持って「このお子さんにはこう教えた方がいいんじゃないか」という助言もできるのではないかと思います。  

    生徒さんとの関わりを通して、自分自身が成長できたことはありますか?

      「いやや〜、勉強したくない〜!」って言う生徒さんがいて。   学生時代に学習塾でバイトしてたときやったら、ちょっと苦手だったタイプのやんちゃな感じの子でした。 大学院も卒業して、この子はこんな特性があって、今までにこんな経験があって。だから、今は勉強をしたくないんだななど、理論として学ぶところを、その生徒さんを通して学ばせてもらいました。きちんと向きあったことで、その生徒さんは僕以外の先生でも勉強できるようになったし、他の生徒さんを見ている間に一人でも勉強ができるようになったんですよね。  

    どのように接していたんですか?

      そうですね、「何が嫌なのかな?」って聞きました。 話を聞いて「じゃあ、こういうやりかたならどう?」といろんなやり方を提示したり「今日は、このプリントをやります。」って見通しを伝えてあげたりとかですね。「そっか、これだけやったら頑張るわ。」って、そういうやり取りを繰り返していくうちにできるようになりました。

    どうして、その生徒さんは「やろう!」と思えたんでしょうか?

      もともと、その子は「やらなあかんから、やる。」っていうタスク志向というよりは、先生と楽しくやってたら終わってたみたいな、アタッチメント志向が強いお子さんだったんです。   これまで通っていた支援機関では「宿題だから、やりなさい!」と言われることが多かったみたいで。ゆっくり同じ目線で、「そうやな、宿題だるいよな。」とか言いながら、「じゃあゲームしよっか〜」と誘ってみたり。その迷路の中にもしれっと問題を入れているんですが(笑)。   他には、絵や図があると理解が進む子だったので文章問題を絵にしたりしましたね。好きなアニメのキャラクターを描いたりもしました。  

    野田さん自身の目標や、これからやってみたいことはありますか?

      今、会社としては心理士が塾を運営する形になっているんですが、僕が大学院の論文で書いたように一般の塾にも心理士の視点が入っていければいいなって思ってます。   ゆくゆく僕がやりたい事は、月曜日はこの塾に顔出してとか。そういった形で心理士さんが一般の塾に関わっていければ、その生徒さんにあった塾っていうのも探しやすくもなるんじゃないかなって。先生との相性合わないという時にも、あの塾にはこの先生がいるから合うんじゃないか?とか、いろんな形で支援ができればいいですね。  
ALUMNI
学生時代にあすはな先生で活躍された「あすはな先生卒業生」
あすはな先生には臨床心理士などの専門家だけでなく、多くの大学院生や大学生も活躍!
卒業生の多くが「あすはな先生」の経験を活かしてそれぞれ希望の進路に進んでいます。
社会人として大活躍の先輩たちを紹介します。
  • Toyoda Mami

    現在の勤務先

    リクルートマネジメントソリューションズ

    出身大学

    大阪大学大学院人間科学研究科

    あすはな先生での経験が今に活きていること

    大きな影響を受けたのは、個人の強みを活かすことが良い仕事を生み出す、と体感したことです。当時、数百人いるあすはな先生の勉強会やコミュニティーづくりをするチームのリーダーをしていました。強みを活かす、はよく言われますが、メンバーには私と全く異なるタイプの方もいて、最初はどう関わればいいのかとても悩みました。みんなで何度も会話を重ねていくうち、お互いの強みが見え、積極的にそれを活かそうという動きが起こってきたことで、明らかにチームの動きはスムーズになりました。現在は人事領域でサービス企画開発の仕事をしていますが、サービス構想する際の根本の考え方は変わっていないと感じています。

    これから活動される方に伝えたいこと

    自分に何ができるかは、やりながら考えればいいと思います。活動そのものはもちろん、社員の方々を中心とした人との出会いに価値があります。今思えばメンバーとの関わりについて、マネジメント経験のない私が、社員のみなさんに生意気な発言をしていたなと思います。それでも私を信頼し、耳を傾け、任せていただけたことで物怖じせずに議論したり、自分の意思を大事にして納得いくまでやりきるスタンスができあがったように思います。自分の強みがわからなくても、強みを考える機会や環境がありますし、引き出してくれる人もいます。人を受け入れ、向き合う環境の中で自分らしくのびのびと活動できると思います。活動内容に共感し、自分も関わってみたいと思う気持ちがあればぜひ飛び込んでみることをおすすめします。
  • Takuto Yoshida
    Takuto Yoshida

    現在の勤務先

    堺市児童相談所

    出身大学

    大阪市立大学生活科学部人間福祉学科/ 兵庫教育大学大学院学校教育研究科 人間発達専攻臨床心理学コース

    あすはな先生での経験が今に活きていること

    あすはな先生として活動する中で、構造化という考え方や障害特性や認知特性から子どもを理解するという視点を持てたことは現在児童相談所で勤務するにあたって、愛着の問題や発達障害に伴う二次障害を抱える子どもと関わる際にも役立っていると感じます。また、“相手を支援するためには様々な視点で理解していく必要がある”ということを体験的に学ぶことができたこと自体も大きな経験であったと思います。 またあすはな先生同士での交流が現在にも続き、就労支援や社会的養護など様々な分野の情報や意見を交換し合える関係を作れたことも大きな財産になりました。

    これから活動される方に伝えたいこと

    あすはな先生として現場で直接子どもと関わることで、子どもが好きなキャラやスポーツなど細かいところまで考える体験を積むと同時に、コーディネーターからのアドバイスや全体集会などで支援に必要なマクロ的な考え方や知識を学ぶことができます。そして、あすはな先生同士で意見や情報の交換、勉強会といった他では得難い価値ある繋がりを作ることができることも大きな特徴だと思います。 このようにあすはな先生は自分次第で知識や経験、人との繋がりなど本当に沢山のものを得られます。なのでこれからあすはな先生として活動される方々にはぜひ積極的にあすはな先生を自分のために最大限活用していってもらいたいと思っています。頑張ってください!
  • Yuna Suehiro
    Yuna Suehiro

    現在の勤務先

    児童発達支援 療育施設 臨床発達心理士

    出身大学

    追手門学院大学心理学部心理学科/ 京都ノートルダム女子大学大学院心理学研究科発達学校心理専攻

    あすはな先生での経験が今に活きていること

    現在勤めている施設にも、様々な特徴を持った子どもたちが来てくれています。例えば、一人で遊んでばかりでほとんど周りを見ないなど。もし色んな人とやりとりができるようになることをこの子の目標にしたとすると、あなたなら何をして遊びますか?まずは遊んでいる様子から好き嫌いなどを知り、次になぜ一人で遊ぶのかいくつも考え、そしてその1つ1つを丁寧に紐解いていけるよう遊びを提供していきます。 “子どもの様子を観察し、仮説を立てて、支援にあたる”というのは、あすはな先生の学習支援で学んだことですが、今、子どもたちの年齢や支援内容の違う場所で、支援の一つの考え方としてしっかりと役立っています。

    これから活動される方に伝えたいこと

    学生を終え、いざ社会に出て働き出すと、初めて経験することが多く、どうすれば良いのか戸惑ってばかりです。そんな時、学業で得た知識はもちろんですが、実習やあすはな先生で、子どもさんや親御さんと試行錯誤しながら関係作りをした経験が、困ったことがあったときに、何とか頑張ろう、頑張れる!と立ち向かって行く自信になっています。学生の方は、ぜひ実体験を豊富にして、自分の自信につなげてください。また、他の場所や人との関わりは自分の支援の幅を広げるだけでなく、自身の生き方の幅を広げることになると思います。すでに働いていらっしゃる方も、ぜひ、新しい経験をしてみてください。
  • Chihiro Kagawa
    Chihiro Kagawa

    現在の勤務先

    児童養護施設 臨床心理士

    出身大学

    関西大学大学院 心理学研究科 心理臨床学専攻(臨床心理専門職大学院)

    あすはな先生での経験が今に活きていること

    あすはな先生を通して思春期の男の子と3年ほどかかわらせていただきました。そのときに話したこと、考えたことが、今、男児とかかわる上での私の基礎になっております。 また、現在の職場で学習支援に困っていて相談したところ、なんと、出張塾をしていただけることになりました!卒業後数年経ってもこうしてお世話になっており、このご縁に本当に感謝しています。

    これから活動される方に伝えたいこと

    この業界は狭い世界で、つながりというのはとても大事だなと実感しております。あすはな先生では、先生同士のつながりを大事にしているので、その点が社会人になったあとも、とても役立ちました。迷われているなら、一度、門をたたいてみてはどうでしょうか?おすすめです。
  • Seiya Yamada
    Seiya Yamada

    現在の勤務先

    社会福祉法人 ぷろぼの 臨床心理士

    出身大学

    関西大学大学院 心理学研究科 心理臨床学専攻(臨床心理専門職大学院)

    あすはな先生での経験が今に活きていること

    私が、あすはな先生の経験で今も活きている事は、「当人の情報処理の仕方」の視点です。当人に何かを伝えなきゃいけない時や、決まり事など何かを共有しないといけない時に、当人の情報処理の仕方は重要です。聴覚優位か視覚優位か、具体的にゴールを示した方がいいか、順番通りの方がいいかなど、情報処理の仕方を知る事で、当人の理解は大きく変わるので、必ず考えます。 そのような「当人の情報処理の仕方」の視点を教えてくださったのが、あすはな先生でお世話になったコーディネーターの方でした。

    これから活動される方に伝えたいこと

    あすはな先生の生徒は、何かしらの「障がい」を持った人達が多いと思います。活動される方で、わからない事や不安な事もあるかと思います。でも、出来れば「障がい」と名付けずに「一人の生徒」として、接してみて下さい。親御さんと関係で悩む事もあるかもしれません。ですが、親御様もこれまでにいろんな事をしてきて、悩んでいるのかもしれません。 自分たちが、「障がい」という壁を作ってしまっているだけで、その壁の先に同じように悩みながら一生懸命頑張っている「一人の生徒」と「両親」がいます。一人で抱え込まず、コーディネーターの方に相談しながら、出来れば「生徒」や「親御様」とも、「一緒に考える」時間をどうか大切にしてください。
  • Eri Taguchi
    Eri Taguchi

    現在の勤務先

    日本能率協会コンサルティング コンサルタント 臨床心理士

    出身大学

    大阪市立大学大学院生活科学研究科

    あすはな先生での経験が今に活きていること

    わたしは大学院時代に創業メンバーとして、あすはな先生の根幹となる、事業の理念やミッション、ビジョンづくり、ビジネスモデルづくりに関わりました。 そのなかで3つの気づき・学びがありました。 ・特別なニーズのある子どもたちやそのご家族、あすはな先生など、事業にかかわるすべての人に想いを巡らせ、事業を通してどのような社会を実現したいのかといった、“事業の大義を言語化し共有すること” ・メンバー全員の想いをひとつにして、“納得できるまで議論すること” ・自分たちの想いを世の中にどんどん発信し、“共感してくれる仲間を増やしていくこと” 事業を取り巻く環境や関わる人は変化しても、 創業初期の想いやビジネスモデルは約10年たった今でも仲間に引き継がれ、更に進化しつづけています。 現在、私は企業の研究開発部門のコンサルティングを通じて、新しい研究テーマや企画を生み出せる強いチームづくりの支援をしています。 3つの気づきはわたしの原体験となり、現在の仕事でもお客さまからの信頼獲得や納得感のあるコンサルティング支援につながっています。

    これから活動される方に伝えたいこと

    あすはな先生の想いに共感していただき、ありがとうございます。 活動を通して以下の3つのことを大切にしてほしいと思います。 ・自分の判断や言動に迷ったら、あすはな先生の理念やミッションに立ち戻ること ・あすはな先生の活動を通して自分は何を実現したいか(=夢、志)を考えること ・与えられた役割を超えて、チャレンジすること あすはな先生はゴールではありません。 あなたを成長させ、人生をより豊かにしてくれる“器”のようなものです。 夢や志を実現するためのチャレンジを全力で後押ししてくれると思いますので、「こんなことやりたいけど言ってもいいのかな…」と迷わずに、勇気を出してどんどん発信してください。 あすはな先生でのあなたのチャレンジを楽しみにしています。
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