こんにちは!
あすはな先生運営事務局です。
蒸し暑いですね。それしか、言葉が出てこない・・
冷房による風邪をひいてしまったという声をちらほら聞くようになりました。
冷たいものの食べ過ぎ、冷房の効き過ぎにはどうぞご注意ください
さて、今回は不登校の対応についてお話したいと思います。
不登校の対応で重要なのは、要因と状態を理解することです。
不登校は、個人・家族・学校・社会・時代や文化など、異なる背景の中に複合的な要因があると考えられ、単純にこれが原因と特定できないときも多々あります。
しかし、心理的・身体的にダメージを受けているため不登校状態にある、もしくは、不登校状態にあることで心理的・身体的にダメージを受けている、とすれば、可能な限り要因と状態を理解し、何らかのケアが必要になります。
ここでは、あすはな先生が考える、対応の視点を3つお話したいと思います。
1つめは、医療的な対応の視点です。
精神疾患や起立性調節障害などの症状が不登校の原因となっているか、不登校の過程で併発している場合は、医療機関や専門機関と相談することが望まれます。
起立性調節障害などで、朝起きられなくなっていたり、体がだるく感じたりしている状態を、無気力と捉えてしまい、叱咤激励してしまうことがありますが、医療面からの適切な対応が望まれるため、専門家の助言が必要です。
2つめは、情緒面への対応の視点です。
不登校の子どもへの基本的な支援として、従来から取られている対応です。
子どもの気持ちに共感して、子どもの存在を受け入れるようにします。本人の気持ちに寄り添い、気持ちを尊重します。
よい意味で子どもに任せ、子どもの気持ちの整理がつくまで見守る姿勢で、無理に登校しなくても良いというスタンスを取る対応です。
3つめは、論理面への対応の視点です。
不登校となった要因に自閉症スペクトラムがみられる場合、情緒面に配慮するよりも理論的に説明したほうが、納得するときがあります。
学校に行く理由と長所短所・学校に行かない理由と長所短所などを、少し厳しく見えても、洗い出して整理していきます。
一般的には、暗黙の了解となっているかもしれませんが、曖昧になっていることや先の見通しが苦手なため、はっきりと示される方が分かりやすいのです。
このように、子どもの要因や状態を理解し、それぞれの子どもにあった対応をすることが重要だと考えています。