おはようございます晴れ
 
あすはな先生の入稲福です。
 
今日の近畿地方は雷を伴って激しく雨が降るところがあるそうです雷
みなさんお出かけの際にはお気をつけてくださいね。
 
さて、前回は聴覚障害のある人が、困っていることをお伝えしました。
聴覚障害のある人が困っているとき、また、話しかけられた時、
聴覚障害のない人たちはどのような対応を行えば良いのでしょうか。
 
●コミュニケーション方法を確認
目の前に居る聴覚障害のある人が、どんなコミュニケーション方法を取るのが良いのか、聞いてみて下さい。
書くのか、少し大きめの声で話すのか、口元をはっきりさせるのか…。
聴覚障害のある人は、自分の得意なコミュニケーション方法を知っています。
まずは、どんな方法が良いのか確認してみてください。
 
●「書く」ことに抵抗を感じたら…
もし、書くことに苦手さやコンプレックスがあり、少し抵抗を感じた場合、
携帯電話のメール作成機能やメモ機能を活用してみてください。
普段、書くことに慣れていなくても携帯電話のボタンを押すことならできるのではないでしょうか。
 
●コミュニケーションを取る時にちょっとだけ意識して貰いたいこと
どのコミュニケーション方法だとしても、「簡潔に」「相手に伝わったかの確認」を意識してもらえると嬉しいです。
聴覚障害のある人(特に高齢の方)は、学習が身についていない場合もあり、比喩や回りくどい表現などが理解し辛い方もいます。
文章でだらだら説明するより、ポイントを絞って伝えたほうが分かりやすいようです。
(例:◯◯駅で人身事故があり、電車の到着が10分ほど遅れているようです。→◯◯駅で人身事故。10分遅れ。など)
また、聴覚障害のある人は、「何度も聞くと迷惑かも」と思い、分からなくても「分かった」と頷く場合がありますので、
「本当に分かったかな」と確認してもらいたいです。
 
少しの気遣いで、お互いが気持よく関われるのは、聴覚障害があってもなくても変わりません。
また、相手とコミュニケーションを取らないと分からないことがある、ということも変わりません。
 
今後聴覚障害のある人に会う機会があった時に、少しでも思い返してもらえると嬉しいです。