こんにちは
あすはな先生運営事務局の入稲福です。
今日もいいお天気で、絶好の洗濯日和ですね
今週末もお天気の予報で、次の雨は近畿地方で来週の火曜日だそうですよ
さて、前回は、聴覚障害とひとくちに言っても人によってきこえ方は様々、ということをお話しました。
では、聴覚障害のある人が実際困ることって何なのでしょうか。
聴覚からの情報は実に様々です。
例えば、インターホンが鳴る音や電話やメールの着信音(バイブ音)、
車や自転車がくる音、テレビの音、学校の授業や勉強会、目の前にいる相手の声…など。
日常にはたくさんの聴覚情報が溢れていることがわかります。
近年は科学の発達や時代の変化に伴い、「音」の情報でも「知る」ことができるように
なってきましたが(テレビの字幕設定や電光掲示板の設置など)、それでも困っていることは多くあります。
聴覚障害のある人が困っていることは、リアルタイムの情報が自然と入ってくるわけではないことと、
音声だけでのやりとりでは情報が掴みづらく、コミュニケーションを諦めざるを得ない状況があることです。
想像してみて下さい。
音声情報しかないのに、その音声の内容が分からないという状況で、以下の場面に出くわしたら…。
(外国語など、聞いても分からないような言語の映画を見る、ということを想像してみても良いです。)
・乗っている電車が急に止まったにも関わらず、その情報が音声でしかお知らせされない。
・たくさんの人がいる状況で、誰が何を話ししているのか追いつくことができない。
きっと、こんなことを感じるのではないでしょうか。
「上手く聞き取れなかったけど、もう一度聞き返すと嫌な顔されそう…。止めておこう。」
「同意を求められたような気がするけど、意味が分からなかった…。頷いておこう。」
「みんな色々意見を交しているけど、何について話しているのか…。笑っておこう。」
聴覚障害のある人たちはこんな経験をしています。
また、複数の人がいる状況でみんなが一斉に笑ったのでその内容を聞くと
「大したことじゃないよ」
「わざわざ伝えるほどのことじゃないよ」
といわれることも。
もちろん、人によって困っていることは他にもありますが、
やっぱりその場で分からないことがあるというのはすごく不安なものです。
では、どのように対応したら良いのでしょうか。
次回は、聴覚障害のある人とコミュニケーションを取るときのポイントをお伝えします。