こんにちはわーい (嬉しい顔)
あすはな先生運営事務局の入稲福です。
 
GWもあっという間に終わってしまいましたが、みなさま有意義な休暇を過ごされましたでしょうか?
 
さて、今回は、聴覚障害についてお話したいと思います。
 
聴覚障害とは、「身体障害」に位置づけられています。
 
きこえの機能(音をきく・感じるなど)が低下し、
身の回りの音や話し言葉が聞こえにくかったり、
ほとんど聞こえなかったりする状態のことで、
現在日本には約34万人(厚生労働省 平成18年身体障害児・者実態調査結果)
の聴覚障害のある人が居ます。
 
この34万人という数字は「身体障害者手帳」を持っている人を指しています。
(老人性難聴という加齢に伴う聴力低下の人は含まれないため、
実際にはもっとたくさんの人がいると言われています。)
 
聴覚障害の原因には、妊娠中の病気などによる先天性と、
出産後の事故や病気などによる後天性とで分けられます。
 
先天性の人は、音があることから認識をしないといけないため、
言語の獲得が遅れてしまいます。
そのため、「言語訓練」という発語のための訓練を幼少期から行ったりしています。
後天性の人は、言語獲得後に聴力が落ちてしまったため、
話すことはできますが、きくことができません。(中途失聴ともいいます。)
 
今年、風疹がすごい勢いで広まっているのをご存知ですか。
実は、妊娠初期の妊婦さんが風疹にかかると、
うまれてくる赤ちゃんに目や耳、心臓などに疾患が残る可能性が高くなるということで、
国が力を入れて予防を呼びかけています。
 
 
次回は、聴覚障害の程度についてお伝えします。