協力のアクティビティ

2014年02月20日

こんにちは魚ダッシュ (走り出すさま)

あすはな先生西宮北口教室のHです目

 

今月は雪が積もる日もありましたね雪

危険なこともあり、心配などもありますが・・・

滅多に雪は降らないので、やっぱり嬉しいですねうれしい顔ハートたち (複数ハート)

 

さて、今月のアクティビティの写真はこちら・・・

 

let's make a tower1 let's make a tower2

 

何をしているか分かりますか??

 

竹串と紙粘土を使って、竹串をできるだけ高く

繋ぎ合わせていくゲームですぴかぴか (新しい)

 

このゲームのポイントの1つ目は、

「チームで協力して行うこと」ひらめき

3~4人のチームで1つのものを完成させますexclamation

 

2つ目のポイントは「喋らないこと」ひらめき

声を出さずにコミュニケーションを取らなくてはなりませんexclamation

「相手にどう伝えるか」「相手は何を伝えたいのか」

これらの点を意識して関わることが重要です危険・警告 (!)

 

ついつい声に出してしまう!ということもありましたが、

皆とても一生懸命取り組んでいる姿が素敵でしたるんるん (音符)

 

子どもたちが日々成長する姿を、アクティビティを通して

見たり、感じたりすることができるので、

私たちも毎日ドキドキ、ワクワクしています揺れるハート

 

来月もまた、アクティビティを紹介しますねグッド (上向き矢印)

自閉症最新研究について ~オキシトシンホルモンによる治療薬研究 その②~

2014年02月10日

こんにちは。

あすはな先生代表の村中です。
 
今回は、オキシトシンホルモンによる治療薬研究についての続編を
お届けしたいと思います。
 
→前回の記事はこちらパソコン 自閉症最新研究について ~オキシトシンホルモンによる治療薬研究 その①~
 
 
 
前回もお伝えしましたが、オキシトシンホルモンの効果が実証されたこと自体は、
非常に注目すべき画期的研究結果だと思います。
 
しかしながら、このことをもって「自閉症が治療できるようになる」と
安易に結びつけることは、私は慎重に考えるべきではないかと思います。
 
そう考えられる理由として大きく2つあります。
 
理由の1つめは、「実際のコミュニケーション課題解決にどの程度役立つのかが
まだ不確実」であるということです。
 
 
今回の調査でオキシトシン投与により「数%の表情認知得点向上」が確認されています。
しかし「数%の表情認得点向上」が現実場面でのコミュニケーション課題解決に
どの程度影響するのかについてはまだ明確にはなっていません。
表情からの情報読み取りは確かに重要な要素ですが、その力が少し向上しても
現実場面でのコミュニケーショントラブルがどの程度減るかなどの、実際的効用については
今後の研究を待たなければいけないでしょう。
 
また、継続的効果があるのかについても明らかにはなっていません。
たとえオキシトシンに効果があってもそれがごく短時間しか効果がないのなら
実用性という観点でかなり限界があります。その為、研究では6週間の連続投与の
臨床実験を行われるそうですので、その結果が期待されます。
 
理由の2つめは「コミュニケーション課題以外の中核症状が適応外であること」です。
今回の実験の対象はあくまで、表情などのノンバーバル情報の読み取りが対象です。
その為、想像力の問題や過度のこだわりなどのよく知られている自閉症の他の中核症状に
ついてはその適応外である可能性が高いと思われます。
 
これらのことから、「自閉症の治療薬」が出来るのではないかという期待をすることは
現段階ではまだ「過度な期待」であると言えそうです。
 
ただし、「自閉症の治療薬」ではなく「自閉症の方が社会で生きていくうえでの困り感を
軽減してくれる薬」という見方をすれば今回の研究結果には大きな期待を寄せることが
出来るのではないかと私は考えています。
 
いずれにせよ、自閉症の方への支援に薬学的なアプローチの道が開けることは
支援の選択肢を広げることにつながることになります。
 
あすはな先生では今後も様々な研究の最新知見に注目しつつ、
子どもたちにとってよりよい支援を探求していきたいと考えています。
 
 
 

自閉症最新研究について ~オキシトシンホルモンによる治療薬研究 その①~

2014年02月05日

こんにちは。

あすはな先生代表の村中です。
今回は最近発表された注目の自閉症関連報道の中から
自閉症治療薬に関する最新情報をお伝えしたいと思います。
 
発達障害、特に自閉症に関わる支援者や医療関係者の中で
長らく議論の的となっているテーマに「自閉症は治るのか」
というものがあります。
 
現在でも様々な立場、考え方が存在していますが、それらの意見を
大きくまとめると、
 
①「生理学的な意味では治療方法はまだない」
 →つまり持って生まれた特徴や傾向自体は大きく変わることはない
 
②「社会的、文化的な意味で治療(or成長促進)することは出来る」
 →適切な理解や支援、トレーニングによって社会適応を促進していくことは可能
 
というところが、現状の妥当な理解であるかと思います。
(あすはな先生も基本的にこの考え方で、子どもたちを支援しています。)
 
そんな中、昨年末に注目の研究成果が発表されました。
自閉症の「薬」が将来、開発されるかもしれないというのです。
 
発表したのは東京大学大学院の山末英典准教授らのグループです。
 
【東京大学のプレスリリースはこちら】
~世界初 オキシトシン点鼻剤による対人コミュニケーション障害の改善を実証~ 
 
 
こちらの発表によると、脳内ホルモンの一種であるオキシトシンという成分を投与する
ことにより、低下していた脳活動が有意に上昇し、対人コミュニケーション能力が有意に
改善されたということです。
 
自閉症の方のコミュニケーションには、ある特徴があることが知られています。
それは表情や声色などの非言語的な手がかりを読み取ることが苦手なことです。
 
そしてその特徴は、脳の中の内側前頭前野という部位の活動低下によって起こっている
というところまでは以前の研究で分かっていました。
今回、オキシトシンを投与の実験により、自閉症の方の内側前頭前野の活動が活性化され
表情等の読み取り成績が6%向上することが確認されたとのことです。
 
 
オキシトシン実験
 
※写真は東京大学のプレスリリースより引用
 
自閉症そのものの「治療薬」は現在世の中に存在していません。
そのためこの研究結果は自閉症の薬が生み出される可能性が出てきたという意味で
非常に注目すべきものと言う事が出来るでしょう。
 
私もこのオキシトシン研究については、今後も注目していきたいと思っています。
 
しかしながら、私たちはこの研究結果を手放しに喜んでよいのでしょうか?
残念ながら、私は現段階ではまだこの研究結果の効能はかなり限定的なもの
なのではないかと考えています。
 
今後は、そのあたりについて、私なりの考察をお送りしたいと思います。
 
 
いずれにせよ、発達障害の支援は日進月歩でどんどん進んでいきます。
私たちあすはな先生も最新の知見を取り入れつつ、たくさん学びながら
子どもたちと接していきたいと考えています。